紫蘇茶 (しそちゃ) には、リラックス効果や風邪予防効果があることをご存知でしょうか?
紫蘇の由来
紫蘇は、シソ科の植物で、中国や東南アジアが原産国です。日本では、平安時代から栽培が行われるようになりました。良い香りがするので、和風ハーブとも呼ばれて親しまれてきました。
昔は6月〜7月頃が収穫時期で、その期間にしかスーパーなどでお目にかかることが出来ませんでしたが、現在は、ハウス栽培などでも育てられているので、1年中お求めいただけるようになりました。
紫蘇茶とは
紫蘇茶とは、紫蘇から出来たお茶です。紫蘇は、刺身のつまやパスタ、ふりかけや天ぷらなど、普段の食事にもたくさん使われているので、私たち日本人にはとても馴染みがある食材ですね!
その紫蘇を使ったお茶と効くと、美味しそう!と思いませんか?紫蘇茶は、シソの風味がして、クセがなく、さらっとしていてとっても飲みやすいのです。紫蘇が少し苦手だと言う方は、はちみつを入れたり、炭酸水で割ると飲みやすくなります。
紫蘇茶は、自宅で簡単に作ること出来ます。美味しくいただく方法として、まず、スーパーなどで購入した紫蘇をよく洗い、千切りにします。千切りにしたあとに、ティーパックなどに紫蘇を入れて、やかんを用意し、紫蘇と水を入れて、火にかけます。沸騰してきたら、火を弱火にして、数分蒸らして置いておくと、色も濃くなってきて、良い香りがしてきます。これで完成となります。
紫蘇茶の効果
紫蘇は七つの顔をもつ、とも言われており、解熱作用、鎮痛作用、鎮静作用、発汗作用、解毒作用、食欲増進効果、防腐作用 があります。解熱作用と発汗作用により、風邪予防としてはもちろんのこと、風邪をひいている最中にも、紫蘇茶は効果的です。鎮痛作用や鎮静作用、解毒作用があるのは、漢方薬の処方をしているところでは、構成薬品としても紫蘇が使用されています。(国立医薬品食品衛生研究所調査)
食欲増進効果は、紫蘇の香り成分である、ペリルアルデヒドが、嗅覚を刺激して、胃液の分泌の促進させるためです。防腐作用は、こちらも紫蘇の香り成分である、ペリルアルデヒドによって起こるものです。また、紫蘇には、ポリフェノールの一種である、ロズマリン酸が豊富に含まれています。ロズマリン酸は、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状にも効果的です。そしてさらには、カルシウムも豊富に含まれているので、ストレスを緩和する効果や、紫蘇の香りにより、リラックス効果もありますよ。
まとめ
たいへん香りのよい紫蘇は、料理ばかりではなく、お茶としては1日1、2杯が目安で試してはどうでしょうか。気分爽快になります。